振り返る西洋史概説Ⅱ

すごくつらかった記憶だけがあるんですが、振り返ってみたら不合格1回で再レポも書かずギブアップしていました。

この科目を優秀な成績でクリアしたお友達にお祝いのコメントを書いた時に、不合格レポートの講評を読み返しました。お友達のブログにも書きましたが、ここにも残しておきます。

先生からのご指摘は

・多面的な概観が欠落している
・歴史的な考察が不十分で背景の分析ができていない
・「どうしてこうなったのか」が書けていない
・近代史の視座から考えろ 

 ということでした。

私は傲慢なことに「歴史的事実なんてもう決定されたことだし、プロの研究者がさまざまな文献や現地の遺跡・遺構を当たってその結果書かれた教科書や論文を既に読んでるんだから、これ以上私が何かを発見できるわけがない」と思い込んでレポートに取り組んでいたんですね。

それだと文献の要約以上のことは書けないし、多角的・多面的な分析になるはずがありません。

先生は、既存の史料の中からであっても背景や経緯をちゃんと見つけ出せっておっしゃっているんですよね…。

この難しさをどうしても克服できず、結局再レポも書かずこの科目は投げ出してしまいました。でも、この講評は私にとってすごく刺激になりましたし、今回思い出せてよかったな、と思います。

…で、今年の課題も面白そうなんですよねえ…。でもこの科目は試験が難しいからなあ…。