古本市

職場からの帰り道、乗り換え駅から少し歩いたあたりで、古本市をやっていました。

本の品揃えを見るときの基準が、「レポートに使えるかどうか」になっている自分にびっくりです。以前ならマンガやSF小説ばっかり見ていたと思うのですが…。いや、今回も一応SF小説も見たんですが。

では戦利品のご紹介です。
近代ドイツ演劇はまだまだ当分履修できないしテキストを見てみないとレポート書けるかどうかわからないけど、それはそれとして読んでみたかったレッシングの『賢人ナータン』(そもそもこの作品近代なの?という疑問もある。でももっと新しい時代の作品でも、これの影響は多少なりとも受けているはず)と、シェイクスピアの『じゃじゃ馬ならし』ペーパーバック版。この2冊は各50円でゲット。
全部揃えたいくらいの世界の名著、古本屋さんには大抵揃ってます。今日は全巻セットもあって、66冊で30,000円くらいでした。
買ったのは西洋哲学史のレポで使えそうなプラトンさんです。1冊だと傷み具合にもよりますがかなりお得で、これは箱は日焼けしたり色褪せたりしているけど、中は割ときれいで300円。
プラトン岩波文庫も50円とか100円とかで出てたんですが、文庫だと安いからか書き込みや線引きが多くて、いくら安くてもそれはちょっとなあ、って感じです。
ノーベル物理学賞受賞者、朝永振一郎先生の物理の本はちょっとお高かったけどそれでも1,000円は超えませんでした。
少し立ち読みした感じでは、物理だけでなく分子生物学などのお話も掲載されていて、科学史をやりたい私としては読んでおきたいなと思いまして…。
箱に入ってる本は、箱や表紙は傷んでいても中の紙は比較的きれいなものもあるので、箱から出してぱらぱらめくってみて選ぶのがよさそうです。
法律でも刑法や犯罪学関連の本を多く扱っているコーナーもありました。夏スクで専門の心理学を受けた人にはわかると思いますが、I先生のお好きそうな本がたくさん。エリザベス・ロフタス先生の本も。買わなかったけど。
この他に、科学哲学の本を思い切って買いました。こちらは比較的新しい本で値段もそれなりでしたが、それでも新刊で買うよりはだいぶお得でした。その科学哲学の本を新刊で買えるお値段で、ご紹介した本が全部買えたので。

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大変満足しましたが、気づいたら2時間近く本を見てました。でも楽しかったのであっという間でした。
絶版の本や定価の高い本を狙うとよいですよ!