大英自然史博物館展とか読書会とか

ミュシャ展に続いて、会期終了真近の大英自然史博物館展に無理やり行ってきました。

やっぱり目玉は始祖鳥の化石ですね。あとは宝石類、鳥類剥製、昆虫標本が充実してました。

ただ標本が並んでいるだけではなくて、1872〜76年に海洋調査を行ったチャレンジャー号や、ダーウィンが乗っていたビーグル号、キャプテン・クックが載っていたエンデバー号など、探検航海をした船が採取したものを集めたコーナーは、ちょっとした海洋博物館みたいでした。

チャレンジャーやエンデバースペースシャトルの名前として馴染みがありますが、もともとはイギリスから出発した探検航海船の名前からとっていたんですね。

日本が開国してオランダ以外の国とも貿易が始まった頃に、来日した英国人が母国へ送ったり大英自然史博物館が買い取ったりしたものもあって、今回の企画展が里帰りみたいな感じになっていましたね。おかえり〜。


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始祖鳥をCGで復元した動画が面白かった。羽毛のある始祖鳥はかわいかったです。でもまだ始祖鳥が本当に飛んだのか、どんなふうに飛んだのかまではちゃんとはわかっていないそうです。(飛んでいてもおかしくない、程度)

サーベルタイガーやドードーなど、絶滅した動物たちの骨格や剥製が展示されているところではだいたい復元映像が上映されていて、彼らが大英自然史博物館の廊下で狩をしたり走り回ったりするところが目を引きました。

ミュージアムショップでは、おめあての昆虫標本と植物図とオーデュボンの鳥の絵のポストカードをゲットしました。またコレクションが増えてしまった。

少し早く見終えたので、別の企画展(そちらは発生生物学の展示です)も見てきました。

慶應の学生は科博の常設展は学生証だけで観覧できますので、みなさんどんどんいきましょう!

さて、博物館の後は読書会です。

他の参加者さんたちはみんな博士とか修士とか、頭脳レベルが違いすぎる方ばかりで、どうなることかと思いましたが、思い切って飛び込んで勉強させていただきました。

主催者の方がいろいろな方面の知識をお持ちで、それぞれの参加者の専門外の部分を埋めるような解説を詳しくしてくださったので、本当によかったです。これからもがんばって参加しよう。

科学と哲学を同軸で、しばらくがんばってみようと思い始めてはいたものの、総合科目の物理学の再レポで行き詰まっているし試験にもなかなか受からないし、総合科目の哲学も再レポだし試験はCだしで、自信を失いかけていました。というかもちろん最初から自信なんてなかったんですけど、勉強を続けることすら楽観視できなくなりかけていたんですよね…。

でも今回自然史博物館の展示を直に見て、その後哲学の課題図書を勉強して、やっぱりこの分野が好きだし、地道にこつこつとやっていきたいと思えてしまいました。きっとまた夏スクでこてんぱんにやられちゃうと思うんですが、心の底から無理だと思う日がくるまでは粘ってみます。