日本西洋史学会大会2017
イベントのお知らせです。
2017年5月20、21日の両日、一橋大学国立西キャンパスにて、日本西洋史学会の大会が開催されます。
1日目は14時から公開講演。論題は
藤田幸一郎(一橋大学名誉教授)
グリム編『ヴァイステューマー』を読む ―中近世ドイツ農村社会の諸相―
となっております。
2日目は時代ごとに分かれた部会の報告と小シンポジウム。
この部会報告が、すごいんです。
古代史も中世史もいいんですが、近代史もステキ。
私は
ビールに憑かれた人びと―19世紀前半期ミュンヒェンにおける都市・ビール・騒擾―
とか
「まずパン、そして学校」―19世紀末から20世紀初頭のドイツにおける学校給食―
とか
多言語教育とその受容―トリエステ国立ギムナジウムの事例から―
が聞きたい。ということは2日目の朝から行かなくちゃ。ドイツ学校給食について報告されるのは、夏スクで社会科学特論を担当される弊塾非常勤講師の梅原先生です。私この科目去年から受けたいと思っているんですが、総合はスクの単位数にも制限があるし、そろそろ専門の単位数を確保しておきたいので今年も見送りそうです。来年度余裕があったら履修してみようかな。この科目けっこう突っ込んだ内容だし、専門科目にして2類の必修とかにしてくれればいいのに…。
哲学、社会学的要素や文学研究に役立ちそうな(アーサー王関連の報告もあり)議題もありますので、1類3類、もしかしたら法経済の方が聞いても面白い内容が多いかもです。
例えば、法向け
近世ドイツ「統治の学」の形成と自然哲学―ヨハン・ヨアヒム・ベッヒャー『政治論』を中心に―
17世紀ドイツにおける帝国裁判所―帝国宮内法院(Reichshofrat)を中心に―
ナポレオン体制期における地方統治システムの転換―名望家時代の揺籃―
経済向け
North-Eurasian Markets and Fairs from the late Middle Ages to early Industrialisation
領事活動から見るスウェーデン塩取引情報―在リスボン『領事報告書』を中心に―
「財政=軍事国家」から「財政=外交国家」へ―Nicholas Vansittartと転換期の英国財政政策―
レポート締切直前ですが、早めに終わった方、ぜひ。
私は行く気満々なんだけど果たしてレポート早めに終わるんだろうか。とりあえずC群F群優先でとりかかっています。まだ参考文献の選定までなんですが、間に合うのかしら…。
今日は夜勤明けで、かかりつけの整形外科で肩こりのメンテナンスをしてもらって帰宅したらそのまま寝落ちしてしまい、結局何もできませんでした。でも肩が軽くなった〜。明日からがんばれるかも。体のメンテナンス、本当に大事です。
『モーセと一神教』は読んでいるんですが、旧約聖書の内容もよくわかっていないし、これで英語の講義を聞いても身になるのか謎。明日の予定がまだたちません。
成蹊に行かないなら上智に行きます。
哲学の勉強会の仲間がすごくすごく助けになっています。前回は夏スク案内を持って行って、「どれとろうか迷ってる」と言ったら内容を吟味してくれて、「総合の哲学は絶対とった方がいい」と強くアドバイスされました。自分でもとるつもりではありましたが、背中を押してもらって決心がつきました。
独学の限界って、何かを探したり決めたりするときに、自分一人ではどうしても視野が狭くなってしまって、大事なことに気づきにくいこともあるのかもしれません。
慶友会ではレポートの書き方や試験対策は教えあえるけど、勉強の中身を決めるのは自分ですもんね。
私がやっている試行錯誤は時に回り道かもしれないと思うこともありますが、今までのように、一見関係ないように思えた学問同士が歴史の中でつながっていることを発見したりすると、やってみてよかったと思います。
そのうち卒論のテーマがぼんやり見えてくるのを期待しつつ。