フランス文学と哲学と

去年の今頃もこんな感じだったのですが、仕事から帰宅するとぐったり疲れてしまって、食事を済ませたあたりでちょっと横になって…なんて言っているうちに本格的に寝てしまって、気づいたら夜中になっていたりします。最近はとにかく寒くて、おふとんの魔力から逃れられません。

しかし、今までの自分と違うところは、夜中に目が覚めた後一応一度は起きて、レポートに使う文献に目を通したり、引用予定の箇所をピックアップしたりくらいはするようになったところですね。
今取り組んでいる科目は、4月からずーっと楽しみにとっておいた好きな科目ばかりなので、少しは機動力が発揮できているのかもしれません。
以前書いたように、哲学は来月後半この科目に集中して書くつもりなので、今月は専らフランス文学概説に当たっています。
ちょっと邪道かもしれないけど、日本の複数のクリエイターが、フランス文学の同じ作品から設定を借用しているのに目をつけたので、そこから切り込むつもりで、日本の小説や映画も引用することにしました。わかりやすい借用ですが、これを題材に研究までしている人はいないだろうな、と思ったのに、調べたらすでに先行研究がありました。しかも経済学の先生なんですよ。専門は社会思想史のようですが、研究の奥深さと幅広さを感じました。
謹んで、先行研究を引用させていただくことにしました。
レポートには使わないのでここで名前を出しちゃいますが、アルフォンス・アレーという作家の短編が、すごく奇妙で読後呆然としてしまいました。面白いかと言われると、うーん。短すぎてよくわからなかったのです。興味のある方、ぜひ。

今月は封印するつもりの哲学ですが、大事にしすぎて結局書けないのではないかと弱気になっています。
読みたい文献だけは溜まってきました。
実は先日参加した音声学講座で、講師の川原先生が講義の中で触れられていた言語学の本、あまり意識しないでせっかくのお勧めだからと早速購入してみたら、哲学のレポート課題に使える内容でした。こちらも調べたら先行研究があり、もっとも深く研究されたのが慶應の大先輩でした。(何年か前に夏スクで専門科目の哲学の講師をされていた方です)
先輩の博論のアブストをゲットして、また目標勾配をあげてしまいました…。
外部セミナー(といっても会場が三田や日吉なことが多いんですが)でレポートや卒論に使える文献や先行研究に出会えることもあるので、今後も足を運ぼうと思っているところです。