"1冊を1枚にする技術"

最近ハマっている?参考文献の取り扱いについて、よさそうな手法を見つけましたのでご紹介します。

以前にも論文のフォーマット(穴埋めシート)作成についてご紹介した、くるぶしさんのブログ『読書猿』より「1冊を1枚にする技術」です。

書籍の目次に書かれている章立てや見出しを質問形式に書き換えて、その答えを本文中から見つけ出していくと、本の要約ができるという手法です。通信のテキストに応用すると、科目試験対策になるかもしれないですね。

 

穴埋めシートは私の大のお気に入りになっていて、日本語のレポートでは必ず使っています。同じ質問が何度も出てくるので内容が重複してはいるんですが、穴埋めを充実させるとあっという間に2000〜3000字は書けてしまうのですごいです。あとは、重複部分を精査、整理して、内容を膨らませていけば完成します。穴埋めの質問が簡潔なので、レポート課題に沿った答えを羅列していけば、「何から書いたらいいかわからなくて余計な説明をたくさん書いてしまう」ようなこともなく、必要なことを網羅できます。

私はその上で、学術論文と同じ形式(Abstract=要旨、Introduction=序論、Methods=方法、Results=結果、Discussion=考察、Conclusion=結論)で構成して書くように心がけています。この構成はデータを取って図表にまとめる理系の論文で使われる形式なので、文系科目の時にはMethodの部分は飛ばしていますが、Resultsに関しては複数の文献を読んで検討した結果を書くことができるので項目として残しています。

全体のまとめであるアブストラクトで読者の興味を引かないと、最後まで読んでもらえないというのを研究者さんたちから聞いているので特に気をつけています。逆に言えば、自分の言いたいことを1ページ以内でまとめることができていないのに、何千字も書くことはできないと痛感しています。こういう背景があるため、アブストは最後に書くという研究者も多いようです。

まあこうやって頑張って書いてもダメなレポートはダメで戻ってくるわけですが、いずれ卒論は絶対に書くことになるので、今から論文を形式に沿って書くことに慣れておくのは悪くないかなと思っています。