物理学実験A・B

本当は今日書くつもりではなかったんですが、ちょうどいい?ニュースが入ってきたので簡単に。

で、「いいニュース」というのはこちら。

アメーバのように泳ぐ油の粒を発見

Deformable Self-Propelled Micro-Object Comprising Underwater Oil Droplets

東大、慶大、千葉大の共同研究で発見された、「界面活性剤の溶液中で自由に動き回る油滴」の話題です。(ニュースでは触れてないんだけどたいした文字数じゃないんだから千葉大も入れればいいのに。でも研究者間の序列とかで決まってるのかな)

物理学実験Aでは水中でのポリスチレン粒子のブラウン運動を観測し、アボガドロ定数を求める実験、Bでは空気中に噴霧した油滴に電気で場を作って、そこで運動する油滴から素電荷を求める実験をやりまして、別にどっちの実験もこのニュースとは直接関係ないんですけど(そもそもこのニュースで取り上げられている分野は物理学ではなく有機化学)「私が顕微鏡で拡大してブラウン運動を観測したポリスチレン粒子よりもずっと大きい粒が自由運動…(萌)」「油滴を使用したことで実験が成功して、まあいろいろあったけど結果的にノーベル賞を受賞した人もいたし油滴すごい…(萌)」みたいなことを勝手に妄想してニマニマしています。しかも共同研究に当塾も参加してますしね。そんなに愛校心あるわけでもないんですけど、やっぱり自分が在籍している大学が何か成果を出すと素直に嬉しい。

一つ一つの実験については、もしかしたら、70期秋以降の新入生に需要があるかもしれないので、今懸念事項になってるレポートが終わったり、10月試験のめどが立ったりしたら書くかもしれません。

今のストレートな感想を言うと、物理の実験スクーリングは楽しい!

人気の生物と比べたら内容はハードかもしれません。毎日計算。10のマイナス19乗とか、もはや肉眼で見ることができないスケールの物体や現象について思いを馳せる日々です。しかも生物と違って生きてないから感情移入もできないです。「粒子」ならまだ実体があるけど、「力」とか「波」とかが主な観測対象だし。

それでもブラウン運動とか油滴とか見てると「あっ、この子いい動きしてるからこの子でいきましょう」とか言っちゃうし、しまいにはプロ研究者の助教氏ですら「なるべく元気なのを選んでください」とか言い出す始末でした。

物理の実験スクでは、全員をリサーチしたわけではありませんが、文学部圧倒的に少数でした。というか直接話した人たちの中では、自分以外の文学部には出会ったことがありませんでした。法学部は一人いたけど、あとはとにかく経済学部ばっかり。計算メインな学問なので、純、または準理系な考え方のできる経済学部の人たちにとっては、履修に抵抗がないのかもしれません。みなさん計算も手早くて、いつも手伝ってもらったり教えてもらったりしていました。経済学部のみなさんありがとうございました。

6日間x2期、毎日毎日計算をしていたので、計算アレルギーを減感作的に克服できるかもしれません。物理のレポート途中で止まってるけど、この勢いがあるうちに続きを書いた方がいいかも?まあ物理のレポが止まってるのは、書くのが難しいからというだけではなくて、どう頑張っても10月と1月の試験が(仕事の都合とか他に受けたい科目と群がかぶってるとかで)受けられそうにないから先延ばし決定してるっていうのもあるんですが。

今年度科目試験合格率0%らしいしね…(白目)