2021年度夏期スクーリング成績発表

そろそろかな?と思ってkcc-channelを開いたら成績が出ていました。

と言ってももう成績は度外視で好きな科目に申し込んで、ゆるーく学習していただけだったのでなんだかパッとしない成績でした。ロシア語だけは毎日楽しくて楽しくてうきゃうきゃしながら問題をやっていたのでいい成績をいただきましたが…。でもあの科目は真面目にこつこつ課題をやってちゃんと提出した人は全員いいお点をいただいたのではないかな〜。とっつきにくいキリル文字と決まりごとの多い文法を根づかせようと最大限に努力をしてくださった先生に感謝感謝です。

イギリス文学、内容が充実していたし楽しかったので自分なりにはがんばったんですけど、結果はいまいちでしたね〜。II期はロシア語が楽しすぎてイギリス文学に割く時間が短くなってしまったのが敗因です。あと、課題が一題締め切りに間に合ってなかったのでそこは減点されていたと思います。昨年のアメリカ文学に続いて今年はイギリス文学に挑戦してみたんですが、文学作品を書かれた文化的背景や歴史的経緯、作者のパーソナリティにまで踏み込んで読むのはとてもエキサイティングな体験でした。やっぱり来世は3類に…。

(と思ったけど今世で履修した3類科目も全部取り直しなんでしょ?無理無理)

順番が前後しましたが、I期の環境学入門は分野が多岐にわたっていたので先生方も採点難しかったんじゃないかな。法学と経済学からのアプローチは自分でも理解が浅い自覚があるので、いただいたスライドを読み返してみようかな(余裕がある時に)と思っています。

中国文学、履修は楽しかったんですが、内容が盛りだくさんで消化不良でした。でもこの科目は長期戦で楽しんでやろうと思っているので、今回の履修をきっかけに興味を持てただけでもよしとします。成績の方はまあかろうじて単位はいただけたという感じ。

最後の夏スクと思っていろいろ取りましたが最後になるかどうか甚だ疑問なので、来年の履修計画も立てる必要をひしひしと感じています。来年こそ中国語をとるわよ!

 

2021年度夏期スクーリング振り返り

もうスクの上限とり切っちゃったので今年は何もしなくていい、いやむしろ経済的には「しちゃいけない」感じだったんですけど、卒業所要単位が足りてきたらとってみたかった科目をとらずに終わるというのも寂しいなあ、と思ったら手が勝手に動きあっという間に申請してしまっていました。その場合不許可になってもいいんじゃないか?と思うんですけどこういうのに限ってオールOKだったんですよね。しかしI期もII期も両方フル出場しなくてもいいんじゃないの?私…。

I期

全てオンデマンドを選んだので午前も午後もないんですが、一応午前が中国文学、午後が環境学入門でした。

中国文学

本当は中国語をとりたかったんだけど、漢詩に触れてみたいという希望もあって中国文学を履修しました。題材が通俗文芸で、三国志とか水滸伝とか西遊記とか、日本人にも馴染みのある物語の成り立ちを学べたのがすごくよかったです。あとは『山月記』のように日本語に翻案されたものが特に有名ですが、人間が虎になっちゃったり、怪奇現象に出会ったり、動物と話ができたりするような伝奇ものも多く扱われた講義だったので、もともとホラー系の話が好きな私はもう毎日楽しくてしかたなかったです。とってよかった!

評価は毎日のリアクションペーパー(これで出席もとっていたようです)と、最終課題で決まります。最終課題は、授業で扱ったさまざまなジャンルの中国文学について簡潔に説明し、自分の見解を述べるというもの。読み返すとなかなか苦し紛れなことが書いてあるんだけど、まあ成績は割とどうでもよくて、とにかく楽しかったですねえ。

環境学入門

こちらは総合科目。総合科目もすでにお釣りがくるくらいとっちゃってるんだけど、これもずーっととりたかった科目です。環境問題に関する、法学、経済学、物理学、生物学、環境学という多彩な分野を網羅した学際的研究に基づく講義で、日替わりでいろいろな分野の先生がお話してくださいます。スライドも盛りだくさんで、消化するのがなかなか大変でした…。そして私は法学や経済学よりもやはり物理学や生物学の方が飲み込みやすいんだということも改めてわかりました。学際的な研究や環境問題に関心のある方には超おすすめです。こちらは講義内容によって小テストの日とリアクションペーパーの日があって、小テストはすぐに結果がわかるし(だいたい制限時間20分なのに5分くらいでやっつけて2問くらい間違えてるという体たらく)リアクションペーパーは全てまとめて最終日にフィードバックをしてくださるし、コロナ禍のオンデマンド授業としては最大限インタラクティブにやってくださってありがたいなあと感じました。

II期

こうして整理してみるとモチベーションがあって履修した科目ばっかりなのに、やっている間はけっこうきつかったですね。オンデマンドだから普通に仕事にも行っていたし、そうするとその日の講義動画は帰宅後に見てしまわないといけないし、課題の締め切りは翌日までとかだし、ちょっと睡眠時間を圧迫して、II期では体調を崩したりしてました。危ない危ない。

ロシア語(初級)

外国語科目はほんと、もっととりたかった。それこそ中国語とか。朝鮮語も。こんなリーズナブルな受講料でここまで親身な指導が受けられるなんてそうないですもん。

というわけで、大昔に戯れに始めたものの戯れただけに終わったロシア語に再挑戦しました。キリル文字もだいぶ忘れてましたが、少し思い出してきたかな。とはいえたったの6日間ですもんねえ。もう少し書き慣れないとすらすら読めるようにはならなさそうです。(というか、書けるようになれば、読めるはず!)

先生がすごくすごくすごく素敵な先生でした!先生との出会いって大きいですよね。講義もパワポに音声埋め込みでいつでも復習できるようになっていたし、毎日課題が出されるのですがそれには必ず先生が手書きのコメントをつけて返してくださっていたし。ディスカッション機能も駆使して、受講生との交流も積極的に深めていらっしゃいました。毎回の温かいコメント本当に嬉しかったです。途中でこちらの進捗状況も気にしてくださって、「どんどん先に進みたい人」と「少し振り返って復習メインでやりたい人」二通りの課題まで用意してくださいました。私はこういう性格なので二つの課題は両方がんばってやったんですが、最終課題は一つしか出せず…。もっとも一つ出せばちゃんと成績をつけていただけるとのことなのですが。

ロシア語、今度こそ忘れないように、いただいた課題とテキストの練習問題を時々解いてみようと思います。教科書をいちいち見ないですらすら解けるようになりたいですもん。

イギリス文学

午後はイギリス文学でした。今回はオスカー・ワイルドの童話集から、有名な「幸福の王子」とそこまで有名ではない「ナイチンゲールと薔薇」の2編をがっつり読みます。ほんとにがっつり。こちらも毎日小課題が出て、ロシア語との両立が大変だった〜。ロシア語の方がパズルを解くような面白さがあるのでつい優先させてしまって、イギリス文学の課題は一題提出しそびれてしまいました。

まあ成績つかなくてもいいんだけど…何度も言うようだけどスクの単位は上限に達しているので…。

文学に本腰を入れたいと思ったのは、昨年とった英語リーディングと英米散文研究のおかげです。(どちらも大串先生)

文学作品を、その背景までしっかり読み込むという作業がものすごく面白くて癖になりました。もちろん今回のイギリス文学も予想通り、こちらはパズルを解くというよりミステリーを読むような感覚かな。先生から出される課題が的確なので、それに答えようとすると深い読解が必要になる…。時間に追われながらで自分の中では不満も残っているんですが、ワイルドの耽美主義的な描写とキリスト教(特にカトリック)の価値観など、複雑な作品世界を堪能できました。3類じゃないので翻訳も同時に読みましたけどね…。翻訳の妙も楽しめたのでよかったです。

 

というわけで夏スク無事終わりました。

そしてよせばいいのに夜スクも許可されてしまい…。

私の明日はどっちだ…?

 

職域接種を受けました

「いつ」受けたのかをあまり公開したくなかったのでちょっと時間差でブログを書くことにしました。この時点で既に2回目も接種済みです。

もう少し早く書いておいたら、大学で接種する予定の人たちに対して少し有益な情報を提供できたのかもしれませんが、今回は地方在住で「キャンパスでの職域接種ってどういう感じだったんだろう」ということが気になっている人向けに書きますね。

ワクチン接種会場は、三田キャンパスの南校舎に設定されています。

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学内にはこのような看板が設置されています。接種対象者が大学に籍を置いている人だけではなく、出入りの業者さんなどにも拡大されていることによる親切設計ですね。

1回目

東門から行ったら、接種会場入り口が正門側に設けられていてちょっと遠回りになりました。ふぇーん。しかも中庭からはアクセスできないようで、わざわざ階段を降りていくことに。中庭から見て左側のエレベーターが接種対象者専用になっていて、その前に警備員さんが「最後尾」と書かれたプラカードを持って立っています。「最後尾」という表現にビビりましたが、並んでいたのは5〜6人でした。

エレベーターに一度に乗れる人数も制限されていますが(5人ずつだったかな)並んでいた人たちは全員乗れました。

接種会場は撮影禁止なのでこれ以上の画像はありません。エレベーターで一気に5階に上がると、5階は全てワクチン対応になっていました。動線も決められているし、エレベーターで上がれる人数も決まっているので接種対象者は割と整然と行動できているんですが、スタッフさんたちが右往左往していて、廊下で所在なげに立っているだけだったり、私のすぐ目の前やすぐ脇を小走りに駆け抜けて行ったりするのが気になりました。瞬間的だけど、密になるじゃん…。

ところで通学生の学生証はICチップが埋め込まれているらしくて、接触型リーダーにかざすことを求められるんですけど、通信生の学生証には対応していないことを知らない人も多くて、学生証の取り扱いにももたもたしてたり〜。まあ1回目だからね。まだ慣れていない感じでした。

わちゃわちゃしつつも受付を済ませて、次の部屋で問診を受けます。問診は一部屋に5ブースくらい設けられていました。医学部総動員って聞いてたけど、私の問診をしてくれたのは若い先生で、研修医さんかな?と思ってしまったり。

問診を終えると、廊下を回り込んで反対側の教室に案内されますが、もうそこが接種会場でした。接種部屋は2部屋くらい確保してあり、1部屋に7ブースくらい設置されていたような気がします。7ブースの半分くらいしか埋まっていなくて、あっという間に接種完了でした。針が細いから痛くないとは聞いていたけど本当に全然痛くなかったです。蚊が止まったくらい。

接種後は南校舎ホールへ誘導され、そこで経過観察が行われます。通常は15分、問診時に不安や既往症を訴えた人は30分とのことでした。経過観察中はホールを巡回している看護師さんっぽい人たちが気を配ってくれて、時々話しかけてくれたりして、緊張がほぐれました。ホールのスクリーンには接種後の注意事項のスライドがエンドレスで流され、なぜかBGMは塾歌や「若き血」。ちょっと笑ってしまった。

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慶應義塾三田診療所ってどこ〜?と思っちゃうけどこれは北館にある保健管理センター三田分室のことですね。(ホケカンの本部は日吉らしい)

これで1回目は終了。受付から接種までわずか10分ほどでした。帰りは山食でカレーを食べました♡

2回目の予約は翌日朝8時以降になります。

2回目

モデルナだと4週間で2回目が打てるはずなんですけど、なぜか5週間目以降になってました。大学にも問い合わせたんですけど要領を得ない回答が返ってきて「あれ〜…」と思いつつ2回目は最短で予約しました。でも結局予約が殺到して、1週間前倒しで2回目が受けられるようになったんですよね。その時にはもう2回目の予約が確定していたし、職場にも休暇の申請をした後だったので変更はしませんでしたが…。

前回は東門から行って遠回りになったので、今回は正門からアタック!

と思ったんですけど、たまたま前日に別件で大学に行く用事があったので見てみたら、ワクチン接種会場の動線がまるっきり変わっていました。入り口は中庭側になっていたし、メディアセンターに沿って行列用の日除けが作られていて、その時は外に並んでいる人はいなかったんですけど、「えええ〜。メディアの方まで並ぶのか…」と恐怖したことを覚えています。

というわけで、2回目当日は普通に東門から行きました。

前回と比べるとまあまあ並んだんだけど、屋外で立っていたのは南校舎とメディアの間の日陰だけだったのでよかった…。でも今回は1階の教室も使って、某リゾートのアトラクション並にぐるぐる迂回して並びました。1階の全教室をぐるぐる巡ってやっとエレベーターに乗れたんですけど、今回は搭乗人数制限がなかったです。

5階でも少し待ちましたが、今回は1回目の人と2回目の人を分離させた都合上、選別と誘導に時間がかかっていた印象です。でも1回目と2回目を分けることで最終的には接種証明の発行がスムーズになりますからね。

今回の驚きポイントは、並んでいる間聞かされる案内アナウンスが各教室で見事に同期されていて全くずれがなかったところです!(そこ?)あと、前回もたついていた学生証の確認も、今回はさらに手順を簡略化していたためあっという間に通過できました。

受付→問診→接種の流れは相変わらず迅速で、経過観察場所も同じ南校舎ホールでした。でももうBGMに若き血は流れていなかった(笑)

副反応

気になる副反応ですが、1回目は接種当日の夕方からすごい倦怠感に襲われ、起きていられなくなりました。寝不足もあったのかもしれないけど、発熱に備えてミネラルウォーターのペットボトルやら重いものを買って帰ってきただけですごく疲れてしまって何もできず。

夜になり、熱が上がってきました。でも1回目の副反応では37.5度くらいが上限でそれ以上は上がらなかったし、インフルエンザで熱が上がった時のような筋肉痛や関節痛もなく、ただひたすら身体中がぽかぽかしていた感じ。

翌日になると打たれた側の肩が痛くて上がらなくなり、この状態は翌々日まで続きました。熱も夜になると37度台に上がっていました。そこまで最悪な体調ではなかったけど頭がぼーっとしていて判断力が鈍っていたので、車の運転なんかはしない方がいいかな。

2回目の方がさすがに強く出て、38.5度まで発熱したし、なんなら関節痛も出ました。腕も相変わらず痛くて上がらない。しんどかったので2日間寝込みましたし、3日目の午前中もまだふらふらしていましたね〜。

というわけで2回の接種がさらっと終わりました。早めに決めたので職場との調整もそんなにもめなかったし、ラッキーでした。この時ほど「学費払っててよかった〜」と思ったことはないかも?卒業(できるかどうかわからないけど)前にいろいろ体験できてよかったです。